旅行や通勤など、行きと帰りの道のりで「帰りの方が早く感じる」と思ったことはありませんか?
最近車で遠出をすることが多くなり、私自身、このように感じることが多々ありました。
この現象は実際に多くの人が体験しており、心理学的にも興味深い研究がなされているそうです。
そして、この現象にはいくつかの理由が考えられるそうです。
~既視感と予測~
行きの道中は初めて通るルートやまだ馴染みのない場所であることが多いため、
脳は多くの情報を処理しようとします。
一方、帰り道はすでに経験したルートなので、脳はより少ない情報処理で済むため、
時間が短く感じられることがあります。
~焦点の違い~
行きの道中では目的地に到達することに焦点が当たり、
期待や不安が時間を長く感じさせる原因となることがあります。
帰りは目的を達成した後のリラックスした状態であることが多く、時間が速く進むように感じるのです。
~時間の錯覚~
人間の脳は時間の経過を絶対的に認識するのではなく、出来事や経験に基づいて相対的に認識します。
そのため、行きの道中で多くの新しい出来事を経験した場合、それらが多くの時間を費やしたように錯覚し、
帰り道が短く感じられることがあります。
例えば、旅行で電車を利用する場合、初めての駅や乗り換えが多いと、
行きの時間が長く感じられるかもしれません。
しかし、帰りの道中はすでにルートを理解しているため、同じ距離でも短く感じることがあります。
ということは、帰り道に同じルートを通るのではなく、違う道を試してみることで新しい発見があったり、
その日の出来事を振り返ったり次の日の計画を立てたりすることで、
帰りの時間も心地よい時間を過ごすことができるかもしれません(^^♪
「帰り道は行きよりも早く感じる」という現象は、心理学的に裏付けられた興味深い現象です。
この時間の錯覚を理解し、うまく活用することで、移動時間をより快適に過ごしたいですね(*^_^*)